この場合はコッチ。

これはさっきと違うからアッチ。

と分けてやることは現実世界でも必ずしています。

これを「判断」と言うわけですが、コンピュータにも判断をさせてやりましょうが今回の紹介です。

 

条件判断はコンピュータの得意なことです。

条件さえしっかり設定していれば機械は間違えない。

 

自分の判断ポイントをもった分身を作る。

このモチベーションを持って、判断作業のプログラムを見て行きましょう。

 

サンプルダウンロード

実際の動きを見るのが一番です。

ダウンロードをして、ボタンをクリックするだけの簡単サンプルを用意しています。

5_判断処理:If ~ Then ~ (Else ~)を使って処理を2分岐に分ける

 

条件判断処理:If ~ Then ~ (Else ~)

ざっくり言うと判断条件を決めて、データを振り分け、適切な処理をさせるです。

——————プログラム構文——————

If 条件 Then 

  処理A

Else —(?)

 処理B

End If

——————————————————

 

【解説】

まず条件を設定してやります。

判断を下した後、どんなことをさせるかは処理A、処理Bに用意しておく。

肝は条件設定です。全てはココで決まります。

 

(?)Elseとは「上記以外」と思ってください。

説明は具体例を示しながらしますので、後ほど。。。

 

実例を見ながら

——————プログラム——————

Dim Hikaku As Long —①

 Hikaku = 8 —②

 If Hikaku < 10 Then —③

  MsgBox (“大きいです“) —④

 Else —⑤

  MsgBox (“小さいです“) —⑥

End If —⑦

————————————————

【解説】

①ここでの変数名はHikakuです。

②変数に8というデータを入れます。これが今回判断される対象データです。

③判断処理スタートとしてIfで書き出します。

条件文を作ります。10より大きいか?という判断をさせています。

④10より大きければ、メッセージボックスから「大きいです」とコメントが出てきます。

⑤elseは「上記以外」ですので、ここでは10より大きくない場合になります。

⑥10より大きくない(10以下)ならば、メッセージボックスから「小さいです」とコメントが出てきます。

⑦条件が終わるのでEnd Ifで停めてやります。

 

条件文の判断表現は他にもある

違う場合は <> を使います。

 Hikaku <> ××

××より多い(少ない)場合は > を使います。

 Hikaku > ×× 

××より少ない場合は  < を使います。

 Hikaku < ××

△△と□□の間にある場合は < と > を組み合わせて使います。

 △△ < Hikaku > □□

 

プログラム分が長くなってきたときは字下げをする

プログラムは文字の羅列です。

人間にとってはとても読みにくい状態になってしまいます。

そこで、しでも人間が後から見るときに苦労がないようにするテクニックとして字下げがあります。

 

インデント「Tabキー」してあげるとプログラムが見やすくなります。

使い方はループ文や判断文の中では字下げをしてやることです。

階層ができるイメージで、どこからどこまでかがわかりやすくなります。

 

例)インデントなし

————————————————

Dim Hikaku As Long

Hikaku = 8

If Hikaku < 10 Then

MsgBox (“大きいです“)

Else

MsgBox (“小さいです“)

End If

————————————————

※If文の条件は何個あるの??ってなります。

 

例)インデントあり

————————————————

Dim Hikaku As Long

Hikaku = 8

 If Hikaku < 10 Then

  MsgBox (“大きいです“)

 Else

  MsgBox (“小さいです“)

 End If

————————————————

※If文の開始位置も分かる上に、判断数は2個だとわかりやすいです。

 

まとめ

条件をつけることは自分自身の考えをコンピュータに代理でさせる指示をしていると同じ意味を持ちます。

 

もうひとつ、コンピュータに判断を任せる大きなメリットがあります。

それは「感情」に左右されないところです。

年齢・性別・国籍、、、全てをフラットにして決断を下してくれます。

 

感情がない自分の分身

これは強い味方になりそうですね。