データは複数のエクセルで集めてます。
1つのエクセルファイルでシートごとに管理する方法もありますが、それだと扱いづらい。
作業効率も落ちてしまう。
だから、複数のエクセルファイルがあるんだけど・・・
1つ1つ開かないといけないですか?
それだと、大変です。
ですので、今回は1つのエクセル内ではなく別のエクセルファイルを操作してみましょう。今までとの大きな違いはプログラムで人間の作業を行うことです。
簡単ですが、まずはファイルのオープン・クローズをしてみます。
サンプルダウンロード
実際の動きを見るのが一番です。
ダウンロードをして、ボタンをクリックするだけの簡単サンプルを用意しています。
※両ファイルともデスクトップに保存してください。
保管されているエクセルの場所をみつける
別シートと同様の考え方です。
別ファイルであっても場所を正確に指定すれば処理することができます。
利用するのは WorkBooks ”パス名” です。
指定した後に開きたいのでメソッド .Open を使います。
——————プログラム———————-
Workbooks.Open “C:\Users\Desktop\sample.xlsm”
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【解説】
パス名とはコンピュータの中の住所のようなものです。
パス名を確認することでコンピュータのどこに目的のファイルが保管されているのかが分かります。
「\(または¥)」マークが区切りをあらわします。
左から順に見て、最後に目的のファイル名があればビンゴです!
~翻訳してみよう~
ざっくりと左から右に読めば、場所がわかります。
<機械語(パス名)>
C:\Users\Desktop\sample.xlsm
<人間語(翻訳すると)>
C:ドライブ にある Users の中の Desktop の奥にある “sample.xlsm”というファイル
~パスの探し方~
①開きたいエクセルを「Shiftキー」を押しながら右クリックします。
②すると「パスとしてコピー」が出てきますのでクリック。
③貼り付けるとパス名が取得できます。
~拡張子(.xlsm)について~
拡張子とはそのファイルの種類を示すマークのようなものです。
拡張子も間違えないように記載しなければ、パス名を正確に入力したことにはなりません。
エクセルの拡張子 :.xlsm
ワードの拡張子 :.docx
ファイルを閉じる
ファイルを閉じるときはメソッド .Close を使います。
——————プログラム———————
Workbooks(“ファイル名”).Close
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注意しないといけないのはファイル名のみです。
パス名ではないです。
まとめ
プログラムから他のファイルを開いたりすることができました。
ざっくり言うと操作したいファイルの保管場所を指定して、メソッドで動作させる。
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想像してください。
他のファイルを開いたり閉じたり操作できたのならば、他のファイルのデータもコピペできたりするのではないか?
そう考えられると、やりたいことのイメージが膨らんで来ると思います。