エクセルに文字を入れるときの方法としてキーボードからダイレクトに入力するのが一般的です。

コンピュータと話しているような感覚で文字入力をしたいとき、ありませんか?

それを実現させてしまいましょう。

 

ここではキーボードからセルに直接入力するのではなくて「ダイアログボックス」を経由して文字を書き込んでやる方法を紹介します。

 

サンプルダウンロード

実際の動きを見るのが一番です。

ダウンロードをして、ボタンをクリックするだけの簡単サンプルを用意しています。

3_ダイアログボックスを使ってデータの間接入力をする

 

関数とは

VBAであらかじめ用意されている機能があります。

それを関数と呼びます。

使い方は呼び出してやれば使用できます。

関数はたくさん用意されていますが、全部覚える必要はないです。

大事なことは使い方を覚えることです。

<例>

 ・InputBox関数 :ダイアログ(小窓)を呼び出して、文字入力を求める

  使い方:InputBox(表示する文字列)

 ・MsgBox関数 :ダイアログ(小窓)を呼び出して、文字を表示する。

  使い方:MsgBox(表示するメッセージ)

 

InputBoxを使って文字を入力する

入力したいセルを選び、InputBox関数を使って入力をします。

<例>

 Cells(2, 1) = InputBox(“好きなコトバを入れてください“)

 実行するとダイアログボックスが出現し、キーボード入力ができます。

InputBoxの後にあるカッコ(” “)はダイアログに表示したい文字を入力できるものです。

コメント欄と思えばOKです。

 

左側 = 右側

急に出てきた  (イコール)ですが、右側の内容を左側の内容に入れると思えばOKです。

上の例ではダイアログボックスに入力した文字はCells(2,1)に入力したいので、 = で結んでいます。

 

まとめ

コンピュータから話しかけられるような入力もできるようになりました。

結局キーボードから入力してるじゃんか。何が違うわけ?

直接入力した方が早いし、意味ないんじゃないか?

そう思うかもしれません。

 

しかし、この内容は後で応用ができることに気づきます。

・入力箇所がたくさんあって、途中でわからなくなる

・不要なところにまで入力してしまった

こんな悩みを解決できるテクニックに繋がります。

要は入力の誘導ができるわけです。

 

また初めて関数が出てきました。

便利だけど、難しいそうな関数もたくさんあります。

そんなときに過去に簡単な関数を使えたという事実があることが重要です。

 

きっと今まで、プログラムコードを見ても意味がわからなかったと思います。

しかし、簡単な関数で学んでおけばなんとなく難しそうな内容も理解できる気になれます。

この感覚がとても大事です。

 

わからないことや忘れてしまったことはインターネットで調べたら教えてくれます。

必要最低限の使い方が理解できておけばOKです。